ユアマジェスティ

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第2回  ユアマジェ・パーティ レポート

2022.10.03

7月末。ゲームのリリースへの期待を高めるオーディエンスの前での初めてのイベントを開催した「ユアマジェスティ」が、早くも2回目のイベントを開催。
リリース前のゲームなこともあり、少しずつつまびらかにされていく本コンテンツは、垣間見える世界からもその重厚な物語と表情豊かな登場キャラクター像に、ユーザー候補者たちの胸も躍り続けているはず。
新たな宴でどんな情報がもたらされるのか。

ユアマジェの世界の扉を開くイベントレポートをお届けする。

 

「ユアマジェスティ」を象徴するテーマ曲「Pledge of Gold」が開演を高らかに宣言するように響くと、ビジョンには登場する王たちが次々に姿が映しだされる。
小林マナと大山真志の伸びやかで力強いボーカルが響くと、続いたのは荘厳なBGM。
そこに小役人こと坂泰斗と月城日花が登場。
ゲーム内でプレイヤーが操作することとなる彼らは前回に引き続き、イベントのMCを務める。

冒頭で前回のイベントを振り返る2人。

「初めてということもあって、緊張しつつも楽しくゲームを紹介できたんじゃないかなと思います」と月城は、声優としてイベントへの出演自体も初めてだったのだとか。
そんな月城の言葉を受けると、坂は「前回以上にユアマジェスティについてみなさんにお届けしたいと思っています」と笑みを見せた。
ここで24人の王から、この夜のゲストであるルル役の石見舞菜香とゴエティア役の青耶木まゆが紹介され、大きな拍手の中ステージに登場した。
「本日は楽しんでいってください」と石見が笑顔で手を振ると、イベントに初出演で手汗が出てしまうという青耶木も「一緒に楽しみましょう!」と声を跳ねさせた。

 

続けて「ユアマジェスティ」の世界を紹介するPVが公開に。
襲い来るエネミーに対峙するも太刀打ちできないでいた急ごしらえで非力な評議会の元に凛とした声が響く。
20秒ほどの映像の中に詰め込まれた情報を補うように、世界観を説明した小役人の二人。
「異世界転生のお話の中でも、王様がわたしたちの世界に転生してくるというのは新しいですし、面白いですね」という月城の言葉にうなずくキャストたち。
さらに「馬と道の国・道」「宿・ロビー」「錬金術と芸術の国・路地裏」「何もない国・門前」という物語が展開していく世界の美しく神秘的な情景のイラストが公開されると「ゲームでもなんでも、世界観ってその作品の中で重要だと思うんですけれども(イラストは)細部までこだわられていて。この時点でいろんな国があるんだということが想像できるコンセプトアートになっています」と坂が紹介する。
このアートワークを見ていても、間近にリリースの迫った本作がますます楽しみになる。

 

そんな「ユアマジェスティ」は人間の持つ二面性、正義と狂気に焦点を当てた作品になっている。
特にそれぞれの王ならではの性格や選択が、ゲーム内でも重要になってくるのだとか。
登場する王は誰もが尊大で絶対的な存在。
主人公であるプレイヤーは王に仕える小役人として、王の盾となって動くことに。
ところが今回のイベントのゲストである王の2人は尊大や傲慢といった、一般的な王のイメージとは違っているのでは…?というMCの声に苦笑いを浮かべる石見と青耶木。
「確かにルルは高圧的にするタイプではないので(笑)」と石見。
このイベントでそんなルルとゴエティアの二面性を見ることが出来るのだろうか…!? 
収録でのエピソードなども挟みながら主人公や王たちについての設定が紹介され、前回のイベントに引き続き「ユアマジェスティ」についての知識を深めていくことに。
そんな紹介のコーナーの中で、公式チャンネルで公開されているドラマでもなかなかうかがい知れなかったルルとゴエティアをピックアップ。

最初は王の正義の面が紹介された。
求愛王・ルルはボイスが石見。そしてシンガーはアニソンシンガーの春奈るな。
探求王・ゴエティアはボイスが青耶木まゆ。さらにシンガーの表記は「???」とある。
これが狂気になると「首にわたしの愛の印をあげる」と戦慄の表情を見せ、偏愛王となるルル。

同じく狂気サイドのゴエティアは「もっと知識が欲しい」と目を見開く異形王に。
声のトーンもガラリと変わる様にフロアが静まり返る。「ゾクゾクしますね」と坂の声に、思わずうなずいてしまう。

 

そんなルルについては、甘え上手で人当たりがいい博愛主義者。
愛に対しての執着が強いのだ、と石見が紹介。
またルルにはまだ公開されていない秘密もあると笑みを見せる。
「動物などに愛を伝えるのが好きなのでルルには共感できる」という石見。
収録では「とにかく柔らかく丸い音を」とディレクションされていたことを明かした。
一方のゴエティアは探求心が強く、常に知識を求める王。
白衣を着ているそのビジュアルの理由は実験が大好きであるから。
封印された自身の知識を解放すべく旅をしていることを青耶木が話してくれた。
新たな情報もさまざまにもたらされ、更に王からのご褒美イラスト一挙公開された。
24人の王からルル、ゴエティアを含め推しの王をぜひ見つけたい。
ちなみに今回登壇したキャストが個人的に仕えたい王は石見がヘレナ、青耶木はテオ、月城はヴァージニア、坂もヴァージニアを選択。
「さすが双子」と石見と青耶木も思わず笑う。

 

続いて観客が待ち望んでいたゲーム情報が解禁に。
2021年にゲームの制作が発表されてからここまで、未だゲーム自体の情報がなかったために満を持しての発表。
公開された映像はこれまでにも公開されていたPVからぐっと先へ進んだ内容。
バトルの画面や王たちとのトークの場面、俯瞰でのマップなどが挿入され、「ユアマジェスティ」がぐっと近づいたのを感じさせる。
ゲームはオートバトルシステムを導入。
プレイヤーがなにもしなくとも自動でバトルを展開。
王の必殺技をどのタイミングで出すかの決定は小役人ことプレイヤーの選択となる。
小役人は盾を手に、どの王よりも前線に出てエネミーの攻撃を防いでいることが、公開されたプレイ画面から伝わってくる。
主人公が倒れるとゲームオーバー。
「逆に王様たちに敵を倒してもらわないと(小役人は)さがれないんです」と月城。
「本当に下僕なんだね(笑)」と坂も続ける。

 

そのゲーム内では王が特別な必殺技を出す際に特殊演出と共にキャラクターソングが流れることも発表され、これまでのアプリゲームコンテンツにはなかった内容に胸が躍る。
そんなバトルのスキル使用時の特殊演出シーンの映像が公開に。
「すごいー!」とステージからも声があがる。
楽曲が流れることでテンションもアガるというもの。
必殺技の選択肢が2つあったことに気づいた石見。
なんと必殺技は正義(セイクリッド)と狂気(タイラント)の2種類があり、その選択によって必殺技も演出も楽曲も変わるのだとか。
2種類のイラストを見て「闇の方に惹かれちゃう」と言う石見と青耶木が印象的だった。
もちろんバトルのみならずストーリーも深く、表情豊かに描かれているとのことで、リリースへの期待がむくむくと湧いてしまう。

 

ゲームの紹介のあとにはゲームコーナー。

狂気の部分をピックアップした「狂気クイズ」が幕を開ける。

ルル、ゴエティアの狂気のセリフを4つ朗読。

その中からどのセリフが本来の王のセリフかを答えるゲームだ。

前回も盛り上がったこのコーナー。登壇の王のセリフ以外の3つも、ほかの王のセリフでもある。

全てのセリフを読み上げた石見、青耶木。生で読み上げられるセリフにキャラクターをより身近に感じることが出来たコーナーとなった。

さらにこのイベントのために書き下ろされた朗読劇のコーナーへ。

前回も王たちの初公開な魅力を小役人たちのやりとりの中で余すことなく届けた朗読。

物語は転生王たちのお世話係である小役人となった双子たちの慌ただしい日々を描く。

ゴエティアに研究室を作るように言われた小役人。

研究に明け暮れる自分が没頭できる部屋を作ることなんて簡単だろう、と言うゴエティアに困り果てる双子は「新種のエネミーを研究できるよ」と甘言を投げかける。

予算に頭を抱える小役人を「研究の重要性がわからないのか」と詰め寄るゴエティア。

そんな3人の元にルルがやってくる。

柔らかな声音のルルに理解を求めるゴエティアに「お願いを叶えて欲しい」と笑顔で甘えるルルが可愛らしい。

街の人に手伝ってもらおう、と提案するルル。

ゴエティアも協力者を募ろう、と小役人を伴って街へと出掛けていくのだった。果たしてゴエティアの研究室を作ることは出来るのだろうか……!? 

 

 

 

 

朗読劇のあとにはミニライブ。

ヴァージニアのシンガー・小林マナが歌うのは未発表の新曲「アンリミテッド・クィーン」だ。

エッジの効いたギターの鋭いリフで疾走するパワフルなロックを力強いボーカルで伸びやかに歌い上げる小林に、背後のスクリーンに映し出されたヴァージニアの不敵な笑みがシンクロしていくようだ。

ヴァージニアの心のまっすぐさや強さが、その歌声からビリビリと伝わってくる。

 

 

カンタレラのシンガー・星咲花耶はノスタルジックな音が紡ぎ出す「Finale.(フィナーレ)」を披露。

フォークロワを思わせるリズミカルなビートに歌う星咲。

その眼前には入場時に観客に配られたサイリウムが光る。

「サイリウムを、ありがとうございます~!」と笑みを浮かべた星咲が透明感ある歌声で会場をカンタレラの世界で浸食した。

 

 

ライブ後に感想を述べた2人。

ユアマジェパーティー初登場の小林は「すごく緊張しました。でもめちゃめちゃ楽しめました。みなさんがサイリウムで盛り上げてくださったので、すごく歌いやすかったです」と話すと、星咲も「サイリウムを振ってくださるとすごく嬉しいですし、1回目よりもお客さんが増えている感じも見えて、すごく嬉しかったです」と語った。

 

ライブで盛り上がったあとにステージ上には出演者が勢揃い。

「ユアマジェスティ」との出会いについて改めて訊ねられると、石見は「オーディションの段階からルルちゃんは自分の中でしっくりくる感覚がありました。任せていただけると連絡いただいたときには嬉しかったですし、シンガーが春奈るなさんで。実は以前に作品でご一緒した仲だったので、またご縁があってすごく嬉しいなという気持ちでした」と話す。

青耶木は「ゴエティアのオーディションを受けさせていただいたときには、ゴエティアをわたしがやりたい!という気持ちでいっぱいになったので、前日の夜は眠れなかったです。これが研究者か、と思いました。研究者って眠らないイメージもありますから。(ゴエティアに)近づけたなと思って、思いっきり演じることが出来ました」とゴエティアへの想いを語った。

 

前回も出演している星咲は2度目のイベント出演に対して「今回の『Finale.(フィナーレ)』は動画が公開されていたので、お客さんにも事前に聴いていただいている曲を生でパフォーマンスするので、第一回目よりも緊張しました」と目を輝かせた。

そしてコンテンツと出会った際の印象を改めて聞かれた小林は「わたしでいいんですか?って、びっくりしたんですけど、ヴァージニアちゃんの性格などを聞いたときに近い物を感じていたので、自分ならヴァージニアちゃんの性格然り、わたしの性格然り、うまく重ねて両方のいいところを表現できるといいなという気持ちでした」と充実感を見せた。

正義感、そして狂気感をどう出すかを試行錯誤した、とも話す小林に、坂は「キャラクターに自分の感情を摺り寄せることを歌でやられることは、役者と近いところもあるのかも」と感心しきり。

レコーディングのこぼれ話も聞くことができ、コンテンツの奥へと触れるトークとなった。

 

 

イベントの最後は新情報の解禁。

まずは新曲「Obey the Majesty」の先行公開。

荘厳なイントロからアグレッシヴかつエモーショナルな一曲をヴァージニアの小林とマーニャのシンガー・秋奈が歌い上げる。

映像の色彩感から狂気の歌であることが伺える一曲に会場のオーディエンスが息を飲んでいたことが伝わってくる。

これはテーマ曲である「Pledge of Gold」の狂気バージョンをイメージして作られたナンバーの公開で狂気の楽曲がもっと聴きたくなってしまった。

 

さらに第3回「ユアマジェ・パーティ」開催も告知され、大きな拍手が沸いた。

最後は登壇した全キャストが「ユアマジェスティ」への期待感と共に挨拶をして幕を閉じた「ユアマジェ・パーティ」。

次のイベントでどんな情報に、どんな王の表情に出会うのか。

小役人は胸が高鳴らせながら詳細を待とう!